今週の活動

すいません、やや滞りましたが、忘れないうちにメモだけでも残しておきます。

火曜日
この日はいろんなことを細々とたくさんやりました。党大会中に部署でタクシーをたくさん使うことになるため、当地(マンチェスター)のタクシー会社のひとつとコーポレートアカウントを開くことに決め、その会社を選定しました。それから大事なこととして、手紙ベースで招待状を送っている部署主催のレセプションに参加してくださる各国大使・高等弁務官などの方々が、オンラインで登録をする党大会そのものにきちんと登録されているかどうかの確認をしました。登録が済んでいないと思われる方々に順次フォローアップ中です。次に、以前より継続している、党大会期間中において、各国の外交官の方々にお会いする保守党議員の時間の確保のため、各議員の秘書に電話・メールでフォローアップを続けました。最後に、党大会期間中の、部署主催のディナー(レセプションとは別)への参加者の出欠確認をしました。ここに書いただけでも、いろんなリストがたくさんありすぎて、かなり混乱します。
この日は仕事の後で、日本大使館はせがわ酒店の共催による、東日本大震災のチャリティイベントに参加してきました。

水曜日
この日は所用により仕事はお休みしました。午前中に、以前からこちらでお世話になっている方にお会いしに行きましたが、実際にあってみると、本人だけではなくもう一人あったことのない方がいます。紹介してくれるとのことだったので、まず名刺交換などをしつつ、自己紹介などをしてみると、とある貴族院議員のアドバイザーをしているとのことです。心の準備をするために事前に教えていただきたかったと思いつつも、ご紹介に感謝です。仕方ないので、いつもどおり、出たとこ勝負で考えていることを話し続けました。話してみて分かったのは、彼がその貴族院議員の所属する政党以外の政党とも、深い関係を持っているというとであり、それを当の貴族院議員ももちろんご存知であるということでした。なんでも、いったん議会の中に入ってしまうと、その外とはうってかわって、政党間の垣根は低くなり、さまざまなつきあいがあるということでした。

午後は、日本からスタディツアーにきていたNGOのインタビューに同行して、通訳としてサポートしました。私はネイティブスピーカーではありませんし、まして、プロの通訳でもなんでもないのですが、直前に決まったインタビューで通訳がおらず、私くらいの英語力でもいないよりはマシということだったので、お役に立てるならとお引き受けしました。私の理解した範囲では若者の社会・政治参加というのがテーマで、英国若者国会 (UK Youth Parliament) を運営しているBritish Youth Councilというところと、シチズンシップ教育の推進をしている財団のシチズンシップ財団 (Citizenship Foundation) というところの2箇所に私は同行させていただきました。インタビュー中は常に集中していなければいけない環境の中で、合計4時間程度のインタビューで通訳をしたので非常に疲れましたが、私にとっても興味深い領域のインタビューでしたのでとても楽しかったです。日本と同じように若者の低投票率や社会的疎外が問題となる英国ですが、そこにおける、英国の取り組みを知ることができました。

木曜日
この日は、党大会の間に開く、各国大使館の方々を招いて開くレセプションの招待状づくりに追われました。党大会全体の登録などはオンラインのシステムなどを通じて行われ、そこから招待状をお送りする方々のお名前や連絡先なども分かるのですが、いろいろ勘違いなどもあるので、誤って記入されている項目も多いのです。たとえば、在英大使館の住所なのに、国名が英国以外だったりします。勘違いして自分の国の名前を入れてしまっているのでしょう。その結果、ラベルなども結局は、一つ一つ確認するより他なく・・・。などと、やっているうちに一日のほとんどが過ぎました。最後に、各国大使館の方々の参考資料として、彼らに会ってもらう保守党議員のプロフィールを作成・印刷しました。

この日は仕事の後で、大和日英基金(Daiwa Anglo-Japanese Foundation)が主催していた気候変動とエネルギー政策に関するセミナーに参加してきました。あくまでも講師の方々の私見としてですが、日本のエネルギー政策、英国のエネルギー政策、ビジネスの立場からの課題、気候変動の課題解決のための国際的な枠組み、という観点から概観を伺いました。

金曜日
ボスが出張中にできることにも限りがありますが、できる限りのことを続けるということで、党大会に参加する各国議員の方々に関するブリーフィング資料の追加(参加する議員が増えたため)をまずしました。何人もの議員の方の追加参加が決まったので、ちょっとした量の仕事になりました。そして、火曜日から継続していますが、われわれのレセプションへの参加者の、党大会への登録を確認する作業を続けました。

この日は水曜日のインタビューでお世話になったNGOの方々と一緒にお食事させていただきました。彼らは翌日の土曜日に帰国する予定でしたので、彼らにとっての打ち上げにご一緒させていただいたような格好です。若者の社会参加という課題に造詣が深い研究者、教師、社会人、学生の方々と一緒の食事です。教えていただくことが多い食事となりました。